淡路結び

淡路結びは、あわじ結びと呼ばれたりもします。
中国では、二つの銅銭を重ねたように見えるので、雙錢結と呼んだりもします。
あわじ結びのあわじは、鳴門の渦潮から来ているとか?
色々な説があるみたいです。

結び直しができないことから、
一度きり、しっかりと結ばれるという意味で
縁起のよい結び方とされています。
ですので、結婚式などでの、のし袋になどによく使われています。

 

一時期アジアンノットを使ったデザインを制作していて、
あわじ結びやあわじ玉はよく結んでました。
ほんっとに難しいです。
色々な部分を交差をさせた上で形をつくっていくので、
不器用なわたしはすぐ混乱して、なかなか完成させられませんでした。
だからこそ、逆にいえば一度できてしまったら絶対に解くことのできない、
おめでたいものとなったんでしょうね。

 

個人的な考えなんですが、あわじ結びの形は
ループ・無限大の模様にも似てますよね。
そんな風に、幸せがいつまでも続く...といった風に解釈しても
いいのかなーなんて思います。

 

のし袋で使われる水引のあわじ結びの紐の色は、目的によって異なります。
結婚式などの慶事の場合は、紅白や金銀などのおめでたい色が使われます。
また、左右で異なる色を結ぶのは、陰陽を表しているとか。

一方仏事で用いられる場合、弔事の際は白黒になります。
または、仏教で高貴な色とされる黄色がもちいられていることもあるそうです。