2016-01-01から1年間の記事一覧

鯉のぼり

よく女の子のお祭りである雛まつりと比較されますが、どちらも江戸時代の武家から始まった由緒ある風習です。男の子の立身出世と健康を祈願するためのお祭りですよね。大空を泳ぐようにはためく鯉は、とっても綺麗で、晴れ晴れした気持ちになります。 中国で…

淡路結び

淡路結びは、あわじ結びと呼ばれたりもします。中国では、二つの銅銭を重ねたように見えるので、雙錢結と呼んだりもします。あわじ結びのあわじは、鳴門の渦潮から来ているとか?色々な説があるみたいです。 結び直しができないことから、一度きり、しっかり…

七福神(3/3)

・弁財天インドのヒンドゥー教の女神さま。水の神様であるサラスバティーのことです。サラスバティーの名は、インドの聖なる川の名前から来ているそう。琵琶やバチなどの楽器をもっていたり、音楽や言語、芸術の神様としても信仰されています。また吉祥天と…

七福神(2/3)

七福神さんのつづき。 ・恵比寿天ゑびす様と親しまれ、様々なシーンで愛されてます。エビスビール、大好きです。うまいです。蛭子命という日本の神様であり、伝統的な狩衣を着て、右手に釣り竿を持ち、かならず鯛を抱えて描かれます。古事記にも登場するイザ…

七福神(1/3)

日本のお正月の風物詩、「七福神めぐり」七福神とよばれる神様たちのところをひとつずつ廻り、その年の幸運を引き寄せるツアーです。 いかにも日本的なコンセプトですが、七福神の中で、純粋な日本の神様は一人だけ。これって結構不思議なことというか、すご…

鶴亀

千歳飴袋の表には、必ず松竹梅や鶴亀のおめでたい和柄がてんこもりに描かれています。 鶴亀の縁起の由来、これはわかりやすいですね。「鶴は千年、亀は万年」って言う格言のとおり、両方とも長寿のイメージが定着しています。 実際には、鶴が10〜20年くらい…

千歳飴&金太郎飴

遊びに行った下町の一角で、昔ながらの飴細工屋さんに入ってみました。店内に飾られた、様々な伝統芸を駆使した可愛らしい飴の数々に驚きました。飴っていろいろな作り方があるんですね。しみじみしました。 飴といえば、金太郎飴。もともとの絵柄は、おかめ…

だるま

まんまるころんとした形がかわいい。だるまについて、書きます。 小物の中だと、愛らしい姿で描かれているので、ついつい手にとってしまいます。ぽち袋とか、手ぬぐいとか。 それもそのはず、だるまさんの元となった達磨法師さまは、中国で禅宗を開いた立派…

以前も書きましたが、日本の着物って、本当に綺麗です。うっとりしてしまいます。 蓮。蓮の花。はたして、縁起がいいのか、悪いのか? ちなみに蓮の根と書くレンコンは、とても縁起のいいお野菜として有名で、お正月のおせち料理にも欠かせない存在です。レ…

七宝

去年?でしたっけ。正倉院展やっていたのって。行きたいな〜と思いながら行きそびれてしまいました。 正倉院におさめられている宝物って、ユニークなデザインが多いですよね。とくに「黄金瑠璃鈿背十二稜鏡」という鏡があるのですが、これがまた美しい〜〜..…

本日、お友達と出掛けた際に、ひさしぶりに鯛焼たべました。それで、そういえば、鯛も随分おなじみの、おめでたいモチーフだったなって思い出しました。 鯛の縁起...調べてみたんですが、ただ単に、めで「たい」としか... え。これだけ? あまり複雑な由来が…

お雛祭り

そろそろ、お雛祭りの季節。お雛祭りのひな壇には、縁起のよさそうものがたくさん並んでます。 もともと、雛祭りの由来ってどんなものだったんでしょうか。はじまりはかなり古く、平安貴族の間での厄払いの儀式に源流があります。 貴族たちが、自分の身につ…

うちでの小槌

千代紙や、着物の和柄って、眺めているととっても楽しいです。着物の柄の本とか、和柄の文様の本とか、そういう画集を10冊くらい持ってます。 そういう本の中にも、おめでたい小槌の絵柄って、よく出て来るんですよね。 いわゆる「うちでの小槌」っていうの…

狛犬

神社や仏閣の入り口のそばに、二体の犬のような像が、対のように両脇を固めてるのがかわいいです。かわいいといったら失礼ですね。 でも、地方によってはかなりひょうきんな顔をしているのもあるので、ついつい写真に撮って帰ったりしてしまいます。沖縄のシ…

ひょっとこ&おかめ

ちっちゃいころ、縁日にいくと、ずらりとお面が並んでました。キャラクターものなどに混じって、ひょっとことおかめがいるのをたくさん掛かってて、かなり不気味に思ってました。 おかめは、おかめ納豆っていうのもありますよね。こんな風に商品に使われてい…

一富士二鷹三茄子

お正月ということでこのモチーフについて書きたいな〜と思ってました。 一富士二鷹三茄子は、よくぜーんぶ初夢にでてくると、その年いいことある、なんて言います。 初夢っていうのは元旦の夜か、二日の夜の夢です。実は2回チャンスがあるんです。わたしは、…

松竹梅

松竹梅というと、わたしたちの身の回りにありすぎて、あらためて考えることないですよね。 松竹梅は、もともとの中国の文人達の間で「歳寒の三友」として描かれていたものです。水墨画の教本をもってるんですが、しつこいほどに、まずは初歩の手習いとして描…