以前も書きましたが、
日本の着物って、本当に綺麗です。
うっとりしてしまいます。

 

蓮。蓮の花。
はたして、縁起がいいのか、悪いのか?

 

ちなみに蓮の根と書くレンコンは、
とても縁起のいいお野菜として有名で、
お正月のおせち料理にも欠かせない存在です。
レンコンに開いている穴は、もともと酸素を水中部分まで送り届けるために
開いている通気口なのですが、
その穴がずーっと先まで届いてる状態が、
『先が見通せている』ということで、
縁起がいいという意味になるとされています。

 

蓮の花は、仏教の大切なシンボル。
インドでは、神様は蓮から誕生したとされ、仏像の台座のデザインにも蓮の葉が用いられたり、
ときどき蓮の花も台座になってます。
なのでとてもおめでたいお花として、インドでは結婚式にも用いられるそうです。

 

日本では、仏教=お葬式のイメージだそうで。
つまり、
蓮の花=仏教=お葬式=弔事
と、ネガティブな死のイメージにも繋がっていくんですね。

 

なので、せっかくあんなに綺麗な花なのに、着物の柄にはめったに使われません。

これを知って、結婚式やお祝いの席に蓮のデザインをつけていくと

まずい理由がわかりました。
非常にもったいないです。

 

でも縁起物って、理屈じゃないものですからね。
まわりの人達が、どう感じるかっていう、感覚の問題ですから。