だるま

まんまるころんとした形がかわいい。
だるまについて、書きます。

小物の中だと、愛らしい姿で描かれているので、
ついつい手にとってしまいます。
ぽち袋とか、手ぬぐいとか。

 

それもそのはず、だるまさんの元となった達磨法師さまは、
中国で禅宗を開いた立派なお坊さま。
自分への厳しい修行を課していて、
壁に向かって9年も坐禅をした結果、手足が腐ってしまったとか。
それで、手足がないんですよね。なんとも恐ろしい。

そんな厳しさと強さがこめられているのが、あのだるまさんの表情なんです。
だから、わりといかつい顔をしているので、
間近で見ると結構コワイ。

 

赤色の張子で作られた、だるまさんは、江戸時代くらいから作られ始め、
宗教を越えて一般に縁起物として人気になったそう。
どことなくユーモラスな感じもします。

 


子供のころ、お正月に目を墨を
書き入れてた覚えがあるんですが、最近はまったく。
あの、目を書き入れる行為は、正式には開眼とよばれます。
年始でもなくても、願掛けが叶ったときや、年末など、
その成就に感謝して目を墨で書き入れるます。
両目を書き入れてお祝いした後のだるまさんは、
そのまま捨ててしまったり放置しないで、
しっかり供養をするのがおすすめです。
初詣のときに、神社などでやってくれるそうです。