狛犬

神社や仏閣の入り口のそばに、二体の犬のような像が、
対のように両脇を固めてるのがかわいいです。
かわいいといったら失礼ですね。

でも、地方によっては
かなりひょうきんな顔をしているのもあるので、
ついつい写真に撮って帰ったりしてしまいます。
沖縄のシーサーも、似た所がありますね。

 

最初にこの不思議な生き物が伝わったのは飛鳥時代で、
最初は獅子の姿で入ってきました。
この獅子はrionじゃなくて、あくまで想像上の獅子ですからね。
厳密にいうと、やっぱ違いますね。

飛鳥時代には、左右がおなじ獅子。
平安時代には、獅子と狛犬に変わっていきます。
右側に建っているのが、角がない獅子で、「あ」の形に口を開けている。
左側に建っているのが、角のある狛犬で、「ん」の形に口を閉じている。
これが原形なんですが、そのあとだんだんと簡略化が始まっていって、
いつからか左右おなじ、角が無い狛犬になっていった。という。

 

以前外国の方にあれはなにを象ったもの?と聞かれて、
やっぱり答えるの難しかったです。

結局、獅子と狛犬の違いってよくわからないから。

 

ただ時代によって、作られた形がちがうので、
地方の社などに足を踏み入れたときは、
どんな風なつくりになっているか、
じーっと眺めるのだけならたのしいです。